工事写真台帳は、写真を貼り、1枚ずつ工種や測点、説明を書き込む作業の繰り返しです。枚数が多いと、表計算ソフトやワープロで写真の大きさや位置をそろえるだけで時間がかかります。
先に結論:写真はまとめて取り込み、文字だけを1枚ずつ入れる
時間がかかるのは、写真の大きさと位置をそろえる作業です。ここを手でやらずに済めば、人が入れるのは工種・測点・説明の文字だけになります。
| やること | 手でやる場合 | アプリの場合 |
|---|---|---|
| 写真を貼る | 1枚ずつ貼って大きさをそろえる | まとめて選ぶと、長辺1,280ピクセルに縮小して取り込む |
| 撮影日 | 1枚ずつ書く | 写真ファイルの日付が最初から入る |
| 通し番号 | 並べ替えるたびに振り直す | 順番を変えると自動で付け直す |
| 印刷 | ページの切れ目を調整する | 「A4で印刷」で、写真と説明がページの途中で分かれない |
この流れで作れるのが工事写真台帳のアプリです。無料で、登録もいりません。

工事写真台帳の作り方
4つの手順
- 「台帳を追加」を押し、台帳名(工事名や工種など)を入れる
- 「写真を追加」を押し、写真をまとめて選ぶ
- 1枚ごとに、工種・種別、測点・位置、撮影日、説明を入れる
- 矢印で順番を整え、「A4で印刷」を押す
写真を選ぶと「写真を取り込み中… 3/10」のように進み具合が出て、終わると「10枚を取り込みました」と表示されます。
1枚ごとに入れる項目
| 項目 | 入れる内容 |
|---|---|
| 工種・種別 | 例:L型側溝工 |
| 測点・位置 | 例:No.3 |
| 撮影日 | 写真ファイルの日付が最初から入る。直すこともできる |
| 説明 | 写真の内容や、確認した寸法など |
写真の左上には「No.」と通し番号が付きます。
並べ替えと削除
写真ごとに「↑」「↓」のボタンがあり、1つずつ前後に動かせます。順番を変えると、通し番号も付け直されます。不要な写真は「削除」で台帳から外せます。削除の前には確認が出るので、押し間違えてもすぐには消えません。
台帳は、工事や工種ごとに分けて何冊でも作れます。上の一覧に「台帳名 12枚」の形で並ぶので、どの台帳に何枚入っているかも分かります。
A4で印刷する・PDFにする
「A4で印刷」を押すと、ボタンや入力欄が消え、写真と説明だけが並んだ台帳の形で印刷されます。1枚の写真と説明がページの途中で分かれないようにしてあり、先頭には「〇〇 写真台帳」として台帳名が入ります。
PDFで保存したいときは、印刷の画面で保存先に「PDFに保存」を選んでください。
始める前に決めること
台帳をどう分けるか
台帳は何冊でも作れるので、工事ごとに1冊にするか、工種ごとに分けるかを先に決めておきます。1冊に全部入れると、並べ替えの「↑」「↓」を押す回数が増えます。
原本をどこに置くか
アプリに入るのは縮小した写真です。電子納品に使う原本の置き場所は、アプリとは別に決めておきます。
よくある失敗
- アプリの写真を原本のつもりで扱う:アプリには長辺1,280ピクセルに縮小した写真を保存します。取り込んだ元のファイルは残るので、原本はそちらを別に保管してください。
- バックアップで写真も守れていると思う:画面下の「全アプリのデータをバックアップ」に入るのは、工種や説明などの文字の情報だけです。写真台帳の画像はバックアップにも、アカウントにも保存されません。端末を替えるときは、元の写真から取り込み直します。
- 空き容量の少ない端末で大量に取り込む:写真は端末のブラウザの中に保存するため、空き容量が少ないと取り込めないことがあります。
このアプリは Claude Code で作りました
写真台帳で気にしたのは、写真の保存方法でした。スマートフォンで撮った写真をそのまま保存すると、ブラウザの保存容量をすぐに使い切ります。そこで に頼み、写真を縮小してから、写真の保存に向いた場所へ入れる作りにしてもらいました。公開前には、取り込んだ写真が長辺1,280ピクセルに縮小されること、画面を読み込み直しても写真が残ることを確かめています。
この台帳は、建設業向けの現場アプリの1つです。台帳の項目や印刷の形は、発注者や社内の決まりで変えたくなることがあります。社員が自分の業務のアプリを作れるようになる建設業向けの Claude Code 研修も行っています。ほかのアプリも含めた11種の紹介は、施工管理アプリを Claude Code で作りましたにまとめました。工程の管理には工程表のアプリもあります。
まとめ
- 工事写真台帳で時間を取るのは、写真の大きさと位置をそろえる作業。取り込みと番号付けを任せれば、入れるのは文字だけになる
- 1枚ごとに入れるのは工種・種別、測点・位置、撮影日、説明の4つ。撮影日は写真ファイルの日付が最初から入る
- 「A4で印刷」で写真と説明が並んだ台帳になり、「PDFに保存」を選べばPDFにもできる
- 写真は縮小して端末の中にだけ保存され、バックアップにも入らない。電子納品の原本は別に保管する
工事写真台帳のアプリは無料で使えます。自社の台帳の形に合わせたアプリを自分たちで作りたいときは、建設業向けの研修の内容もご覧ください。
